「継ぐべきか、継がざるべきか」



星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント
「継ぐべきか、継がざるべきか」

星野リゾート代表として有名な星野佳路氏。
氏は4代目の経営者。

以前から日経トップリーダーの記事を読んだり、
星野リゾートの運営するホテルに泊まったり、
個人的に興味をもって調べていた方。
星野氏の協力のもとに作り上げられた本書は、
「継ぐべきか、継がざるべきか」という、

実に興味深く、
本質を突いた問いを投げかけています。
そして、後継者ならば誰しも体験する事象を
マネジメント視点で探るファミリービジネスの教科書的な一冊。

 

「自分には継ぐことのできる家業が目の前にある。家族からも継ぐことを期待されている。でも今の仕事にもやりがいを感じる。どうしたらいいだろうか。どう考えるべきだろうか」
本書は、星野氏と7名の経営者との対談形式で進められるのですが、
その中の3名は私と同様、「継ぐ」ということを考えてもいなかった方がいます。

「継ぐべきか、継がざるべきか」

星野氏の意見は、

「継ぐべきだ」
です。

 

なぜ継ぐべきと考えるようになったのか、そこにはビジネス理論的な側面と人生論的な側面の2つの理由がある。第一のビジネス理論的な理由は、私はファミリービジネスを継ぐことを「リスクの軽減された起業」と考えているからだ。
ーーーーーーアントレプレナーとして事業を新たに立ち上げるのは、ビジネスパーソンとして究極の自己実現かもしれない。しかし、現実には、大半の新規事業は長続きせずに終わっている。
ーーーーーーつまり思っていた状態になるまでのサバイバルリスクが大きい。
これに対して、ファミリービジネスは、起業する時のサバイバルリスクを完璧にヘッジしている。
現状では全く成長していないかもしれない。かっこ悪いかもしれない。市場のニーズとずれているかもしれない。長期的には衰退ビジネスに見えるかもしれない。それでも長い間サバイバルしてきたことは事実であり、ーーーーーー

強くアンダーラインを引いたのは、

 

ーーーーーー一方、ファミリービジネスが抱えている多くの経営課題は、自分で起業しても存在する課題である。いずれにしても、
克服しなければいけないという点で変わりはない。
会社に入る前は良く見えたところもありましたが、
入ったら良いことばかりではありませんでした。
そんなことを体験された方はとても多いと思います。
そして、私は
会社を良くしようと目上の存在と競争した。
拡大しようと無理をした。

できない人を馬鹿にした。

本書では入社後の早い段階で、
失敗を経験された方のエピソードが出てきます。

私の場合、若さと努力で、
成果は出ました。
しかし、それは結果的に失敗でした。
天狗になり、
人の気持ちを考えない無責任な一面だけが残り、
孤立しました。
ここからが新しい自分の始まりでした。
今までの自分を改め、
地に足をつけ、

社内の人間関係を見つめなおす。

大変に苦しい時期でした。

自分が変わるプロセスは、
会社が発展するプロセスでもありました。

引き継ぐということは、

新しい自分を発見することなのかもしれません。

そして、自分の器を広げるチャンスなのかもしれないと感じています。

以前は「継ぐべきではない。継ぎたければ継げばいい」
そう思っていましたが、今では

「継ぐべきだ」
に変わりました。
大変なことは多いし、
家族・親族と向き合うことの困難もあります。
自分のぐちゃぐちゃな感情や、
ダークな一面と向き合わなければいけないときも数知れず。
しかし、その先に、経営というものを通した、
一族の、そして自分の成長があり、社会への貢献と繫がる。
と信じています。
  • 後継者の方
  • 継いではいないが家業を営まれている方
  • 家業はあるが継がずに起業した方
  • 長く続いているオーナー系企業に勤められている方
に読んで頂きたい一冊です。

 

  • オーナー系企業の後継者
  • 2代目候補として入社した婿の方
  • 後継者を迎えようと考えている段階の経営者
後継者、経営者の方にコーチングをご提供しています。
  • 「継ぐか継がないか」で悩んでいる後継者の方
  • 「継いだ」けれども、経営や人間関係で悩んでいる後継者の方

は、ぜひご相談ください。

自分と向き合い、
継続的に行動することが、
経営の発展と問題解決に繫がります。

 

 

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