まさか、オリンピックを目指せるまでになるとは

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昨日は、ヨルダンからグランドスラムという国際大会出場と、
日本での強化合宿に参加のために来日している

ヨルダン柔道チームと再会。

一言。

感慨深いものがありました(T_T)

見よ、このゴツさを!

(写真左 ユーネス君22歳。73キロ以下級)
(なぜか下向いちゃったタウフィーク先生 写真右)

彼は一番注力して指導したクラブ出身の生徒。

僕が赴任している時はまだ13歳くらいで、

柔道の練習を傍から見ていた少年だったそうです。

当時、僕は、

お前らがこれからのヨルダン柔道を牽引していくんだ!

世界で活躍するんだ!

と、ことあるごとに言っていました。

でも、彼らに謝らなければいけない。。。

なぜなら、実は本心から言っていなかったから。

心のどこかで

無理っしょ。。。

世界は強すぎる。

そう思う気持ちがなかったかというと、

申し訳ない。

90%くらいありました m(_ _)m

本当に申し訳ない。

しかし、

彼らはそんな僕の言葉をしっかり受け止め、

日本の柔道を学んだという誇りをもって

柔道を続けてくれていました。

そして、素晴らしい協力隊員に

バトンがつながれて、

立派に成長して日本で会うことができました。

彼は次の次のオリンピック。

そう、東京オリンピックを視野に入れて

今回来日メンバーに選ばれたそうです。

はじめ、その話を聞いて、

耳を疑いましたよ。

「オリンピックを視野に、、、。」

ほ ぇ ー !! 仰天です。

帰国前の最後の練習後、

僕からのみんなへのメッセージは、

「オリンピックで会おう!」

でした。

そう言って別れました。

これも、夢物語のような

つかみようのない願望でした。

でも、もしかしたら、彼らはそれを、

真に受けてくれたのかもしれません。

言ってみるもんですね!

ヨルダンを去って、8年。

赴任当初、

首都のナショナルチームは閑古鳥が鳴くような状態。

練習はないし、柔道連盟は問題だらけ。

よくこんなところに協力隊を派遣したな!!

という憤りで、赴任1週間で本気で帰ろうかと

途方に暮れた時もありました。

でも、諦めたくなかった。

そして、二本松訓練所で3ヶ月を共にした

仲間の顔が浮かびました。

世界のどこかで、

この蒼い空の下のそれぞれの国で、

同じ気持ちで現地の人と向き合っている仲間もいるかもしれない。

そう思っただけで勇気が湧いてきました。

仕事を作り出す、

というところからのスタートでした。

ヨルダン南部の新興クラブで指導し始めてからも、

ほんとにこれでいいのだろうか、、、

そんなことを考えた時がなかったのか、

と言われると嘘になってしまいます。

手探りで、試行錯誤の日々、

そして、まずは知らない土地、

慣れない環境で生きていくことが精一杯でした。

大学時代、尊敬する教授から、

「君は道を切り開く人。トレイルブレイザーだ!」

と言われ、
挑戦させてもらった経験をいかし、
何とか頑張ることができました。

ありがたいことに人のご縁に恵まれ、

心優しいヨルダン人に助けられました。

そんなスタートから、

月日は経ち、

こんな形で願望達成が起きるとは、

思いもよりませんでした。

数十年に渡る、指導者の思いのタスキが、

引き継がれつつ、

今、このような形で目の前に出現した現実に、

ただただ感謝です。

ただ一人欠けても、

これは実現しなかったことです。

そう思うと、

願望達成には、完璧なタイミングと、

流れがあり、

求め、

言葉にして発することで、

宇宙が現実にしてくれる。

そんな人生への信頼を抱かずにはいられませんでした。

柔道に励み続けている彼らへの敬意と、

そして、現在向き合っている

隊員の秋山さんへの尊敬と感謝の念を抱きながら、

今の自分だからこそできる支援の形を

模索していきたいと思います。

P.S

ユーネス君は、先日の合同練習で、

IJF(International Judo Federation)から神童と称された阿部一二三選手や、

中矢選手など世界選手権優勝レベルの選手と乱取り(試合形式練習)

をするチャンスを得て、立ち向かっていったそうです。

乱取り後、どうだった?と秋山先生が聞いたところ、

「あいつ強いー。5回もなげられちゃったよ~」

とのこと。

君、誰と戦っているか、わかってる??

いくら格下選手に手を抜いていたかもしれないとは言え、

それくらいしか投げられなかったの??

すでに彼は僕より強いな。

そして、無知は素晴らしい。

強化選手レベルとやるなんていったら、、、

僕は立ち向かう前に気持ち負けです(T_T)

そして、ボロぞうきんのように畳を這いつくばっていることでしょう(T_T)

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